2017年に初開催、2019年11月24日に第3回目の開催となる「さかもと坂道マラソン」の魅力に迫ります。
珍レース全国の「坂道マラソン」
「坂道マラソン」という名前のつくマラソン大会は全国にいくつか存在します。
新潟県佐渡市で行われる「鉱山祭坂道マラソン」、神奈川県座間市で行われる「ZAMA坂道マラソン」、そして徳島県勝浦町で行われる「さかもと坂道マラソン」
どの大会にも、主催者の想いや地域の色があふれています。
鉱山祭坂道マラソン
新潟県佐渡市で行われるマラソン大会。
佐渡金銀山世界文化遺産登録祈念を目指して、鉱山祭の中で行われるようになった。
鉱山の坂道を生かしたコース。
初開催は2019年7月でマラソンだけでなく、ウォーキング部門もある。
全長は2kmで、ウォーキング部門はガイドが同行するスタイル。
ZAMA坂道マラソン
神奈川県座間市で行われ、座間市の地形を生かしてコース設定されたマラソン大会。
2009年に初開催された。最長10km。レース以外にも子供達が楽しめるキッズスペースもあるようです。
さかもと坂道マラソン
徳島県勝浦町が誇る「坂道マラソン」。最長9.8kmですが、最大高低差224mというトレランにも似たマラソン大会。参加ランナーからは「ゲキ坂」と称されます。
参加者には町の特産である「みかん」なども配られます。
「ゲキ坂マラソン」とランナーに称される田舎のマラソン大会
2017年に初開催。毎年300人以上のランナーが走る坂道マラソン。
走り終えたランナーからは「ゲキ坂」と称されるほどの急勾配で、最高地点へ続く坂道はほとんどのランナーが走り登ることができずに歩いてしまうほど。
それが、「さかもと坂道マラソン」。
珍マラソンを楽しめるのはもちろんのこと、それ以外にも、地元の暖かさを感じられるのが魅力の一つ。
コース沿いの住民が声援を送るために待機しています。生活道を使ったコースならではの演出と言えるでしょう。
参加賞や景品には勝浦町の特産品である「みかん」が振舞われる他、地元のコーヒー屋さんSalottoの出店、地元のお母さんたちによる豚汁の振舞いがあるなど地元感あふれるレースです。
運営は、「さかもと元気ネットワーク」という地元有志団体によって行われておりますが、運営チームにランナーが在籍しており、さらに関係各所にも協力を仰いでいるため、会場やサービスなどのクオリティはきちんと考えられておりRUNNETでの評価が高いのも頷けます。
ゲキ坂の所以
ランナーたちに「ゲキ坂」と称される理由、それは最大高低差224mという数字。
そのキツさ故に、9.8kmコースの最高地点への坂道を走りきることが困難で、途中で歩いてしまうのも映像内で確認できるかと思います。
しかし、この勾配こそが「さかもと坂道マラソン」の魅力の一つで、その「ゲキ坂」の先には見晴らしのいい景色が待っています。
コースは終始アップダウンの激しい道ですが、だからこそゴール後の達成感はより一層高まります。
コースに使う農道や生活道は、細かい砂利や雑草などは取り払われており、選手の安全もしっかりと考えられています。
勾配が急なだけに、ケガの心配もありますが、できる限りの安全対策は運営側が配慮しておこなっています。
イベント情報
名称 | さかもと坂道マラソン2019 |
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日程 | 2019年11月24日 10:00〜 |
場所 | 坂本地区(受付:ふれあいの里さかもと) |
住所 | 徳島県勝浦郡勝浦町大字坂本字宮平1-5 |
主催 | さかもと元気ネットワーク |
お問い合わせ | さかもと元気ネットワーク大会事務局(ふれあいの里さかもと内) info@saka-mara.run 0885-44-2110 |
ウェブサイト | https://saka-mara.run/ |