秋ということで、干し柿が食べたいな〜。と思って
「渋柿ないですかねー」といろんな人に声をかけまくっていたら、
山の師匠からもらいました。
渋柿。
こんなにたくさん!!!
ということで、干し柿作り〜!
の前に、干し柿って何が良いのかを調べてみました。
目次
干し柿のすごいところ
渋柿の渋みはタンニンが口の中で溶けることで感じます。
タンニンは、二日酔いや高血圧に効果があると言われているのですが、その「渋み」が問題でした。
熟した柿が甘いのは、柿が熟すにつれてタンニンが不溶化することで溶け出ることがなくなるから。
そこで昔の人が考えたのが「渋抜き」ーーつまり干し柿にすることで、渋みを抜くことです。
さらに、干し柿にすることで水分がなくなり、甘さが凝縮されます。
普通の柿に比べてビタミンCは減りますが、代わりに血行や胃腸を整えるβカロチンやビタミンAが増えます。
素晴らしいー!
簡単に作れる干し柿!
干し柿って、手間がかかるけど特に気にすることがないので誰でも作れるのが魅力です。
自分が食べるだけだったら、柿の数もそんなに多くないので手間も少ない。
【ステップ1】皮をむく!
もらった柿はすでにヘタと枝を残して切ってくれていましたが、もし柿収穫からする場合は、枝がT字に残るように収穫すると干しやすいです。
ひたすら皮をむいていきます。
熟していない硬めの柿なら、ピーラーで簡単に剥けちゃいます。
ポイントは柿の先端の黒いポッチ部分を残すこと。
ここを残して置かないと、熟した柿がヘタからするっと落ちてしまうことがあるらしいです。
- 収穫する際は枝がT字に残るように切る
- 柿の先端の黒いポッチを残して、皮をむく
【ステップ2】ヒモで結ぶ!
1本のヒモの両端に柿を吊るすイメージ。
つまり、ヒモ1本に対して柿が2つ。
ヒモの長さは吊るす棒の太さにもよるけど、40cmくらいあったら困らないと思います。
あえて、バラバラの長さにすると吊るした時にオシャレ感がでます。
田舎っぽく麻ヒモにしてみた。
あんまり意味がないかもしれませんが、柿の大きさをなんとなく揃えておくとバランス取りやすいです。
- ヒモの長さは40cmくらい
- 両端に柿を結ぶ
- 大きさを揃えるとバランスを取りやすい
【ステップ3】湯にさっと通す
写真が・・・ない・・・。
消毒の意味なのかな?
どういう意味があるかは分かりませんが、お湯に通します。
僕は沸騰したお湯に5秒ほど浸けましたが、いろいろ調べていたら「30秒浸ける」とか、「ちょっと浸けるだけ」とか、いろんな書き方がありました。
- お湯に通す長さは、人それぞれ。自分の心の声を聞く
【ステップ4】棒に吊るして干す
丁寧に、「おいしくなぁれ」と言いながら、棒にヒモをかけていきます。
なるべく、柿どうしが触れないように吊るすと良いです。
干す場所は、雨や直射日光の当たらない、風通しの良い場所。
ということで、恩送りの宿「ちょ」では軒下の縁台の上に干しました。
風情があってちょーイイ感じ!
【ステップ5】2週間程度で食べごろ
2週間した頃から食べられるそうです!
完成が楽しみ!
干し柿の保存期間
干し柿の保存期間は意外と短く、常温保存で2〜3日程度です。
それ以上になってくるとカビが生えてきます。
キッチンペーパーに包みジップロックに入れて冷蔵保存することで1週間くらい保存できます。真空パック機を使うとカビにくく長持ちするみたいです。
冷凍保存もできます。
冷凍保存がいちばん持ちが良く、半年〜1年くらい保存可能。
冷凍保存のポイントは、ラップで1つずつ巻くこと。
その際に、ぴったりと空気を入れずにラップすることで保存期間が伸びます。
干し柿を自分で作るのが面倒な人は
ここまで読んで、こんなにめんどくさいことできないわ!
って思った方はこちら
干し柿、売ってます。