恩送りの宿「ちょ」

古民家に住む醍醐味3つ

こんにちは。
古民家改修するする詐欺で1年も経ってしまった恩送りの宿「ちょ」のアキヤマリョウタ(@_r_y_o_y_r_)です。
今年の夏の暮れには必ずオープンします

こんな古民家はやめた方がいいよー!という記事は以前書きました。

まあ、実際僕が住んでいる家はこれに該当している部分もあるので、一概に「住むな」とは言えませんが「住まないほうが無難」とお伝えしときます(笑)

そんな今回は、古民家に住みたい方のために、古民家に住む醍醐味をお伝えします!

古民家を育てる 古育て(こそだて)

なんといっても、これに尽きます。

決してやせ我慢ではありません。
古民家に住む醍醐味は家を育てていくこと。これが楽しみです。
日々、自分色に染まっていく古民家と言うのはなんとも感慨深いです。

これは新築の場合も同じかもしれません。
住んでいくと、家がどんどん自分に馴染んできます
家に馴染むだけでなく、家も自分に馴染んできます。

例えば、廊下なんかもよく歩く部分はツルツルになったり、汚れたりします。
それは、それまで住んでいた人とは違う「馴染み方」です。

そうやっていろんな歴史が家に刻まれつつ、家が育っていきます

新築物件との違いは、新築は住みだしてからが歴史のスタートで、そこから使い込んでいく楽しみがありますよね。
一方でその「使用感」がマイナスに働く部分もあったりします。どんどん古くなっていく感覚です。

でも古民家はそういう面でいえば「マイナス」からのスタート。
「古い状態」からスタートするので、それを自分なりに使い込んでいって、クセを自分に寄せていく。
だんだんと家が自分にフィットしてくる感覚、これは住んだ人にしか分かりません。

リフォームにお金や手間をかければかけるほど、人と住居の距離感が近くなっていきます。

誰もが「なんでこんな家に住みたいの?」と口にしますが、その「味」は、本当に自分しか分からないんですよね。

古民家をアップデートする

古民家をアップデートする、というのはただ単純にリノベーションをして新しくするという意味ではなく、「古くても良いものは活かし、新しいものを取り入れること」です。

古民家は建てた当時の状態に戻すことが美しいのか?

この答えはNo(ノー)だと思います。

古民家はそれぞれ歴史を持っています。
その古民家も、時代に合わせて変化してきました。
家のあるべき姿は、時代とともに変化するライフスタイルに合った状態だと思っています。

だから、古民家をアップデートするわけです。

今の、2019年のライフスタイルに合わせて、アップデートする。
お風呂はガス給湯でもいい。電気はLEDでもいい。窓はアルミサッシでもいい。
その中にも自分なりの「こだわり」を持って「アップデート」していくことが大切です。

古民家を直す

これも古民家の特権ですね。
基本的に直すところからのスタートだし、生活しながら直していかないといけない。
古民家に住むこと=修繕すること と言っても過言ではない。

もちろん業者に依頼することもできるけど、せっかくなら自分でやった方がいいし、古民家に住みたい人は自分で直したい人の方が多い気がする。

DIY修繕で自分のやりたいようにできるのは古民家でしか体験できないことだと思います。
床作りから水道管からすべてを自分で手間暇かけて修繕していくこと。
ちょっと下手でもこうやって愛情を注ぐと、とっても愛嬌ある家になります。

そして、不思議なことに家に対して感じたことのない愛着が湧いていきます。
ウチの古民家をバカにされると嫌な気持ちになります(笑)

生きる場所の家

僕はそれまで家を「住む場所」かと思っていましたが、DIY修繕で手間暇をかけたら「生きる場所」へと認識が変わっていることに気がつきました。

前から家は好きな方で予定がなければずっと家にいるような人間でしたが、「生きる場所」になってからはこの家をどうパラダイスにするかしか考えていません。(笑)